2015年8月9日日曜日

2015ねん8がつ8にち 八木山ベニーランド

 ぼくはきょう、家族といっしょに八木山ベニーランドに行きました。


 「ヤンヤンヤヤーンやぎやまのー」という歌が面白かったです。(そのあとの歌詞はわすれました)

 ベニーランドに行くのは3度目です。1度目はぼくがまだ5歳の時です。あまり覚えていませんが、僕はジェットコースターに乗った時にすごく怖がって、あばれて叫んでおしっこをもらして、ギャアギャア泣きわめきながらジェットコースターをおりて、お父さんに担がれてそのままトイレに直行したんだそうです。さすがに今のぼくでは考えられません。

 2度目は小3のときです。小学校の遠足で、夏の暑い時にいきました。児童は帽子を持ってくるように言われていたのですが、ぼくはお母さんの持たせてくれたはずの帽子をいえに忘れてきてしまい、しかたがないので担任のお姉さんの先生のタオルを頭にのせて遊園地を回りました。そのタオルからはけっこういい匂いがしてぼくはひそかに興奮してしまい、タオルのはしをしゃぶりまくってびろびろにさせてしまいました。先生ごめんなさい。

 そして3度目がきょうなのです。本当は朝の9時には家をでるはずだったのですが、お父さんがなかなか起きず、お母さんが「太り過ぎとか塩分とりすぎ病で死んでるかもしれないから起こしてきて」と怖いことをいい、ぼくが寝室まで行くとお父さんはもう起きていて、洗面所で歯を磨いていました。

 結局10時過ぎになって、家族5人(ぼく、弟二人、両親)でベニーランドにいきました。駐車場はとても混んでいて、お父さんは「なんなんだよー」とあえぎながらハンドルをぐるぐる回して車を停めました。お母さんは「あんたたちこれつけなさい」といって僕たちはぼうしをかぶりました。僕のぼうしはまるいやつで、首に白いゴムがつくやつです。でもゴムをつけるのはダサいなと思ったので、ぼくはゴムを中にしまってかぶりました。

 園内は家族連れでとても混んでいました。日陰にある売店にはいってみると、天井のちかくの壁にサインの書かれた色紙がたくさん置かれていました。ベニーランドでは映画の撮影が行われることがあって、この前も映画の撮影があったのだそうです。

 ぼくたちはゴーカートに乗ったりバイキングに乗ったりして遊びました。楽しかったけど、むかし来た時よりも迫力が足りない気がして、ぼくも成長したのかなと思いました。学校とかの知り合いがいないかなと思ってさがしましたが、誰も見つかりませんでした。ぼくは、売店でジュースを買った時のレシートを折り紙の紙飛行機みたいにして、お母さんとお父さんに見つからないようにして、高い丘のところから飛ばしたりしました。

 お昼ご飯を食べて、ぼくと弟はベニーランドで一番大きいジェットコースターに乗ることにしました。お父さんとお母さんは下から見てるからがんばれと言われました。一番下の弟もまだ小さくてジェットコースターに乗れないので、下で待つことになりました。

 ぼくと弟は順番待ちをしているあいだ、指で一をつくって、相手の指を叩いて数を増やして、5になったら消えるやつをやってりして遊びました。30分ほどまって、ようやく自分たちの番になりました。心臓がどきどきいっているのがわかりました。

 ジェットコースターはがたがたと坂を登っていき、ものすごく高いところまで行き、ゆっくり頂上まで登りきり、そしてものすごい速さで落ちていきました。ぼくは全身が無重力状態になったみたいになって、どうにかなりそうな感覚におそわれました。隣にいる、いつもは泣き虫の弟は何も言いません。そのままジェットコースターはすごい速さで曲がったり登ったり降りたりしました。ぼくは、両親たちがぼくたちのことちゃんと見ているか気になったのでずっと探しましたが、一瞬下から見上げるお父さんとお母さんの姿が見えてうれしくなりました。途中、ジェットコースターが池の上を通る時に、ぼくのぼうしが風で外れてしまい、そのままどこかへ落ちてしまいました。ゴムひもをちゃんと付けていなかったのがいけなかったのです。ぼくは「あーっ」と思いましたが、ジェットコースターはそのままずっと進んで行きました。

 ジェットコースターからおりて、僕たちは両親たちのところへ戻りました。弟が突然「わー」とものすごい声で泣き出してお母さんにしがみつきました。お母さんは「えーなに」と言っていました。ぼくはお父さんに「ぼうしはずれちゃった」と言いました。お母さんは「えーっどこに」と言いました。「池の上のあたり」お父さんは「係員さん呼ぼうか?」と言いましたが、ぼくは「いい」と言いました。

 なぜなら、ぼうしを落としてしまったのはぼくがゴムひもつけていなかったのがいけないんだし、風で飛ばされて見つかるかもわからないし、それに、本当はあの帽子があまり好きではなかったからです。本当に好きなぼうしなら、ちゃんとゴムひもをつけているか、ジェットコースターに乗っている間はポケットにしまったりしていたのです。あのぼうしは、ただお母さんが「つけなさい」と言っていたから、仕方なくつけていただけなのです。でも、なんだかさびしい気持ちと申し訳ない気持ちがあったので、道を歩いている間にキョロキョロとぼうしを探しましたが、結局ぼうしはみつかりませんでした。

 夕方になって、ぼくたちは帰ることにしました。その途中の道で、ぼくの弟と同じくらいと年の男の子とすれ違いました。そして、なんと、その男の子の持っていた紙飛行機は、ぼくが昼ごろに丘の上から飛ばした紙飛行機なのでした。ぼくはなんだか不思議な感じがしました。

 帰り道に、ぼくたちは仙台城跡に寄りました。伊達武将隊という人たちが色んな事をやっていたので、ぼくたちは前の方でその人たちを見ました。とちゅう、スーツに蝶ネクタイきた人たちが入ってきて、合唱をしてくれました。お母さんは「指揮を振っている子がかっこいい」と言っていました。その舞台も終わってしまったので、ぼくたちは家に帰りました。

 おわり。

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