2016年2月7日日曜日

2016年2月7日 最後は女子と過ごしたい?


この前の話です。その日は雪がちらほらと降っていて、積雪もあり、くもりでした。僕は、いつものように学校に行きました。3時間目の授業は体育でした。ぼくは、体操着に着替えて、赤白帽をかぶって、友達と一緒に体育館に行きました。
 体育館は、とても壁が薄いです。穴が開いてしまいそうなほどだと思います。体育館は、なんだが木材と汗の混じったような、すえた臭いがします。
ふと、体育館が洪水で水に流されたらどうなるのかな?と思いました。多分、体育館は軽いので、水に浮くと思います。確か、この体育館は、学校の校舎を増築した際に、下に車輪を付けられて移動したとどこかで読んだ覚えがあります。体育館が水に流されてしまったという事件はこれまで聞いた事がありませんが、それはきっとこれまでに起きた洪水や、堤防の決壊などの度合いがそれほど大きくなかったからだと思います。
 でも、津波の時に、体育館は果たして流されたのでしょうか。よくテレビなどで、家が流されている、ひどい様子を見たことがあります。だったら、体育館も同じように、プカプカ水に浮いていても、おかしくはないのではないでしょうか。
 実際に調べてみると、あまりそういうことはないみたいでした。でも、きっと条件が重なれば、体育館は浮くのではないでしょうか。まず、体育館は、他の部分と繋がっていてはいけません。コンクリートで通路とかとつながっていたり、あとは基盤の部分が地面と固定されていたりすると、体育館は浮かないでしょう。また、体育館の扉や窓は締め切って、隙間をガムテープなどで閉じるなどして、水の入ってこないようにする必要があるでしょう。こうすることで、体育館は水に浮かぶはずです。
 体育館に、僕たち1クラスぶんがまるまる取り残されたまま漂流してしまったら、一体どうなるだろうと考えました。まず、仲のよい人同士が固まって、それぞれに基地のようなものを作るでしょう。多分、暖房やマットの奪い合いになると思います。タニシ先生はみんなを束ねようとしますが、たぶん女子にキモいといわれて、しょうがないので良い子の多いおとなしめの男子のグループに入りつつ、みんなのことを見守るでしょう。
 そのあとは、飢えとの戦いになるでしょう。男子たちは気が立ち、お互いに陣地を主張して争いはじめます。多分、クラスの体育に強い男子と、きゃぴきゃぴとした女子たちがつるんで、リーダー的な権力を振るい、バスケなどをして遊ぶとともに、用具室などの、居心地の良い場所を占領するでしょう。どちらかというとおとなしい男子たちと女子たちは、それぞれ独立を保ち、ステージ裏や、2階の通路などにそれぞれの居場所を作り、おしゃべりなどをしているでしょう。
 しかし、だんだん寒さや飢えが厳しくなってくると、みんな遊んだりする元気が無くなってきて、最後には、全員が用具室で縮こまって、暖房にあたりながら、静かに最後の時を待つのではないでしょうか。
  そこまで考えましたが、あまり考えても仕方がないので、もうやめることにします。
でも、もし本当に死んでしまうのだとしたら、やっぱりぼくは、好きな女子と一緒にすごいしたいなと思います。みんな、そう思うのではないでしょうか。そんなこともないのかな。

 まあいいや。


 おわり。

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